自主講座「認識台湾」紹介ショートムービー
自主講座「認識台湾 RenshiTaiwan」の目標
私たちはこのプロジェクトで、台湾の歴史と現在について「知る」ための場所づくりを通じて、真の「日台友好」のための道を準備することを目指します。
ウクライナ戦争以後、安全保障の観点から「台湾問題」がにわかに注目を浴びるようになりました。ですが、そもそも、私たちは「台湾」についてどれだけのことを知っているでしょうか。小籠包やパイナップルケーキのことならよく知っている! という人もいるかもしれません。歴史的には「親日的」というイメージもあります。
ですが、「親日的」かどうかばかりに着目した見方は、台湾社会自身の文脈を軽視するものともいえます。清朝、日本帝国、中華民国というように国家が変わるなかで「私たち台湾人」という意識はどのように形づくられてきたのでしょうか。台湾の人たち自身は、自らの歴史をどのようにふりかえり、対外的・対内的にどのような問題に直面しているのでしょうか。
「親日台湾」という一面的なイメージに寄りかからず、対等な立場で信頼関係に基づいた友好を準備したいと思います。そのために大切なことは双方向性です。台湾の人びとが日本の学問・文化に高い関心を寄せてくれていることに感謝しつつ、このプロジェクトでは逆の方向の流れ、台湾の人びとからの発信を日本社会に取り次ぐことを重視します。
また、「植民地主義」や「全体主義」のように台湾の歴史のなかで浮かび上がる問題について在日コリアンをめぐる状況やパレスチナ問題にどのようにつながっているのかを考え、台湾を窓口として、台湾の人びととともに、「世界」につながる場としていきたいと思っています。
*******************
自主講座「認識台湾 RenshiTaiwan」サポートのお願い
自主講座「認識台湾 RenshiTaiwan」は、台湾の歴史と現在を「知る」場所をつくり、日台の真の友好を準備することを目標として、2023 年 6 月に駒込武(京都大学教員)の呼びかけで立ち上げました。京都大学の教員や学生、市民のみなさんと10名程度で実行委員会を組織して活動を続けてきました。
2023 年度には京都大学「分野横断プラットフォーム構築事業」の補助金(50 万円)および科学研究費、24 年度にはクラウドファンディング(約 100 万円)を原資として市民向けの映画上映会や講演会を無料で開催してきました。25 年度には市民有志のみなさまからのカンパを募ることで活動を続けていきたいと考えています。
〇カンパの使途
皆さまからいただいた支援金は、映画上映権料、会場使用料、国内外から講師としてお招きする方への旅費・滞在費・謝金、チラシやポスターの制作費、運営スタッフへの謝金、当日配布用レジュメの制作費、Web ページの制作と管理などに使用します。
台湾の人びと自身が台湾の歴史をどのように受けとめているかということを知るための手がかりとして映画は重要なメディアですが、上映権料が 10 万円近くする場合もあり、京都大学の中でも映画上映に適した会場を使用すると数万円の借用料がかかります。加えて、遠方から講師をお招きした場合には交通費や宿泊費に加えて若干の謝礼も必要となります。
科学研究費など一般的な研究費から支出できる費目は限定されていますので、無料で公開の学びの場を提供し続けるためには市民有志のみなさまからのカンパが必要となります。
〇カンパの振込先
カンパの振込先は下記の通りです。
京都銀行 修学院支店(支店番号145) 普通 口座番号3329724
口座名称 自主講座「認識台湾」 代表 駒込 武
カンパをお振り込みいいただいた方は、できれば事務局宛に「領収書の必要/不要」「HPへのお名前の掲載の可否(実名掲載可/イニシャルのみ掲載可/掲載不可)をお知らせいただけましたら幸いです。ご連絡いただけた方には 2025 年度末に会計報告をお送りします。